FP2級 2023年5月 実技(FP協会:資産設計)問5

問5

下記<資料>の債券を取得日から5年後に売却した場合における所有期間利回り(単利・年率)を計算しなさい。なお、手数料や税金等については考慮しないものとする。また、解答に当たっては、解答用紙に記載されている単位に従うこと(解答用紙に記載されているマス目に数値を記入すること)。

<資料>
表面利率:年0.60%
額面:100万円
購入価格:額面100円につき100.00円
売却価格:額面100円につき101.75円
所有期間:5年

正解 

 0.95(%)

分野

科目:C.金融資産運用
細目:4.債券投資

解説

債券の利回りは、設問で与えられている数値を以下の式に当てはめて計算します。公式は複雑ですが、分子の左部分が1年当たりのインカムゲインの額、右部分が1年当たりのキャピタルゲインの額で、それを合計して取得金額で割ることで年換算の利回りを出すという意味合いです。
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所有期間利回りも数値を当てはめて計算するだけです。
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本問では分母の"100"と"×100"で約分できるので、分子部分を計算するだけで足ります。

 0.6+101.75-1005
=0.6+0.35=0.95%

したがって正解は0.95%です。