FP2級 2024年1月 実技(金財:個人)問3

【この問題にはが用意されています。読んでから回答してください。】

問3

Mさんは、Aさんに対して、国民年金基金について説明した。Mさんが説明した以下の文章の空欄①~③に入る最も適切な語句または数値を、下記の〈語句群〉のなかから選び、その記号を解答用紙に記入しなさい。なお、問題の性質上、明らかにできない部分は「□□□」で示してある。

 「国民年金基金は、老齢基礎年金に上乗せする年金を支給する任意加入の年金制度です。加入は口数制となっており、1口目は、保証期間のある()年金A型と保証期間のない()年金B型のいずれかの給付の型を選択します。2口目以降は、2種類の()年金と5種類の□□□年金のなかから選択することができます。掛金の額は、加入者が選択した給付の型や口数、加入時の年齢等で決まり、掛金の拠出限度額は月額()円です。なお、国民年金基金に加入している間は、国民年金の付加保険料を納付することができません。
 国民年金基金の給付には、老齢年金のほかに遺族一時金があります。遺族一時金は、加入員が年金を受け取る前に死亡した場合などに、その遺族に対して支払われます。遺族が受け取った遺族一時金は、()」
  1. イ.12,000
  2. ロ.23,000
  3. ハ.30,000
  4. ニ.68,000
  5. ホ.70,000
  6. ヘ.確定
  7. ト.有期
  8. チ.終身
  9. リ.所得税の課税対象となります
  10. ヌ.相続税の課税対象となります
  11. ル.所得税と相続税のいずれの課税対象にもなりません

正解 

分野

科目:A.ライフプランニングと資金計画
細目:6.企業年金・個人年金等

解説

〔①について〕
国民年金基金の給付の型には、終身年金のA型・B型、確定年金のⅠ型・Ⅱ型・Ⅲ型・Ⅳ型・Ⅴ型の7種類があります。1口目は2種類の終身年金(A型:保証期間あり、B型:保証期間なし)のいずれかを選択しなければなりません。
よって、正解は[チ]の終身になります。
03_1.png./image-size:445×249
〔②について〕
国民年金基金の拠出限度額は、個人型確定拠出年金の掛金と合わせて、原則として月額68,000円です。
よって、正解は[ニ]の68,000(円)になります。
03_2.png./image-size:430×193
〔③について〕
国民年金基金の加入者が年金受取前や保証期間中に死亡した場合には、死亡時に生計同一関係にあった遺族に対して遺族一時金が支払われます。公的年金制度から受け取る遺族給付と同じく、遺族一時金は所得税と相続税のいずれも非課税です。
よって、正解は[ル]の所得税と相続税のいずれの課税対象にもなりませんになります。