FP2級 2020年1月 実技(FP協会:資産設計)問12

問12

下記<資料>は、藤原さんが契約した生命保険の契約の流れを示したものである。この保険契約の保障が開始する日として、最も適切なものはどれか。なお、責任開始日(期)に関する特約等はない契約であり、保険料は月払いであるものとする。

<資料>
  • 2023年10月10日募集人との面談により申込書類の記入と告知が完了
  • 2023年10月21日保険会社の事務・医務査定が完了(保険会社の引受けの承諾)
  • 2023年10月27日第1回保険料の払込み(代理店に直接払い込んでいる)
  • この保険契約の保険証券に記載の契約日(保険期間の始期)は、2023年11月1日である。
  1. 2023年10月10日
  2. 2023年10月21日
  3. 2023年10月27日
  4. 2023年11月1日

正解 3

分野

科目:B.リスク管理
細目:2.保険制度全般

解説

保険会社が保険契約の保障を開始する日を「責任開始日」と言います。責任開始日は、「申込み」「告知または診査」「第1回保険料の支払い」のすべてが完了した日となります。
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設問の場合、
  • 申込み・告知 … 2023年10月10日
  • 第1回保険料の支払い … 2023年10月27日
というように、上記のすべてが完了するのは2023年10月27日になります。したがって[3]が正解です。

※保険証券上の契約日は責任開始日以降となっていますが、一般的な保険約款では上記3つが揃った日に遡って保障開始する旨の「責任遡及条項」が定められています。責任開始日に法令上の規定があるわけではありません。