セーフティネット(全21問中7問目)

No.7

預金保険制度に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
2020年9月試験 問29
  1. ゆうちょ銀行に預け入れられている通常貯金は、預入限度額である元本1,300万円までとその利息が預金保険制度による保護の対象となる。
  2. 国内銀行に預け入れられている外貨預金は、預金保険制度による保護の対象とならない。
  3. 国内銀行に預け入れられている円預金のうち、確定拠出年金制度で運用されているものについても、預金保険制度による保護の対象となる。
  4. 国内銀行に預け入れられている決済用預金は、預入金額の多寡にかかわらず、その全額が預金保険制度による保護の対象となる。

正解 1

問題難易度
肢172.5%
肢25.2%
肢315.8%
肢46.5%

解説

  1. [不適切]。預金保険制度による保護の対象となるのは元本1,000万円までとその利息になります。ゆうちょ銀行の貯金も他の銀行預金と同様です。
  2. 適切。外貨預金は、例外なく預金保険制度で保護されません。国内銀行の国内支店への預入れでもダメです。
  3. 適切。確定拠出年金で拠出した円預金(定期保険商品など)は、預金商品になるので預金保険制度の保護対象です。なお、確定拠出年金で拠出した投資信託等は日本投資者保護基金の保護対象です。
  4. 適切。決済用預金とは、「無利息」「要求払い」「決済サービスを提供できること」という3要件を満たす預金で、預金保険制度により預入全額が保護されます。
したがって不適切な記述は[1]です。